ガリガリに痩せていた白い仔猫がめぐりめぐって我が家にやって来ました。フロル(ラテン語で花の意味)と命名され、相棒アメショーのひじきも加わり、くりりん家での生活が始まりました。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
香港への道*最終回~
2007年09月09日 (日) | 編集 |
まだまだだと思っていた出発の日は
あっという間にやってきてしまいました。

香港出発は8月14日。
でも香港便が朝か夕方便しかないため
香港での手続き等を考えると、朝便しか選択の余地はありません。
日通に相談すると、JALでもキャセイでも
当日の検疫・引き渡しは無理とのことで
かわいそうでも、心配でも
前日の検疫・引き渡し、翌日フライトが決定してしまいました。

その際、JALなら前日から預かってくれるというので
航空会社も必然的にJALに決定。
ただトイレの世話とかは一切してもらえないということで
すごく、心配。
特にひじきが・・・・・。


h05-27-1.jpg

   ↑はい、あなたが・・・。



成田に向かう13日の朝、
家を後にすると、ゲージに入れられたひじきが
切なそうに数度鳴きました。

うう。
そんな声だされるとつらい・・・。

成田までは
最寄り駅まで友人が送ってくれて(とってもThanks!)
JR日暮里からスカイライナーで。
道中、猫連れが珍しいのか
何度も人にゲージの中を覗かれました。
ひじき、石のように固まり動かず。

成田に着いてからは
第2ターミナルから少し離れた貨物合庁へタクシーで移動。
身分証明書を見せたり、ちょっと重々しく検疫所へ。
(事務所がまた分かりづらい)

動物連れて行く人なんてそうそういるもんじゃないのか
入るとすぐ、○○さんですねと言われ
必要書類を提出して検疫を受けました。
この日は事務所には、女性しかおらず
なんかのんびりした感じで暇そう(失礼!)

でも役所をイメージしていたので
優しい対応には安堵しました。
書類の不備もきちんと治してくれるし
なによりマイクロチップを読み取る時にフロルを見て
「わ~きれいですね」と言ってくれた時は
なんか自分がほめられたようで、にまにましてしまいました。(バカ)

検疫は書類チェックとチップ読み取りで完了。
そこからほどないところにある日通のオフィスへ猫を預けに行きます。
(これは徒歩)

日通で書類を渡して
お金を支払って、これで猫たちとは明日までお別れです。
心配していた通り
ナーバスなひじきがすでに石のように固まりきってました。
基本的に餌は与えないのですが、前日からということで
餌入れには餌と水を入れました。
でもフロルはともかく、ひじきは水も飲まないだろうと
最後に水を与えようとしたところ口は頑なに真一文字。
手から与えた水さえ飲もうとはしませんでした。

大丈夫か、ひじき~~~。


しかし、どうにもこうにも
これから彼らはJALの貨物へと引き渡され
私たちと再会するのは現地到着の1時間後になります。

ホテルに宿泊している間も
子供たちと2匹の無事を祈りました。
やっぱり夜の便にすれば良かったかとも思いましたが
香港に着いてからの手続きを考えると
やっぱりこれしか選択の余地はなかったのかな・・・。



香港到着後、
またまた空港とは離れたところにあるJALの貨物倉庫と検疫所へ。

まず香港JALのオフィスへ行って引き取りを依頼。
permitの原本を持っている夫が身分証明をしてなにやら手続き。
はっきりいって疲れてるしちんぷんかんぷんなので
私はただ見守るのみ。
その後の流れは夫もちんぷんかんぷんなので、
察したスタッフに同行してもらいJALの貨物倉庫へ向かいました。


そこはまさしく荷物だらけで、一瞬
「え~、こんな荷物と生き物が一緒にされているの~?」
と唖然としましたが、ここは引き取りのスタンプをもらうだけでした。

手続きが終わると
同じ敷地にある検疫所へ案内され、そこでも必要書類を提示。
そこできょろきょろ待っていると
やおら、猫が入った2つのゲージがどこからか現れたので
思わず「フロちゃ=ん、ひじちゃーん」と気持ちの悪い
奇声を発してしまった私でありました。


再会したフロルはいつものフロル。
手を差し出すと、鼻をくんくんと寄せてきます。
一番心配だったひじきの方は相変わらずゲージの隅で固まっていましたが
出発前とは違って、少し落ちついている様子。
とにかく生きていた!
もう、安堵。安堵。
全員で無事を喜び合いました(いや、マジで)


さて、それで解放かというとそうはいきません。
香港では入国時に1発、狂犬病予防接種を打たれるのです。

奥の部屋に手招きされ、職員2人に猫を出すように言われます。
息子に手伝ってもらって
まずは動こうとしないひじきをひっぱりだし接種。
その後、フロルをゲージから出すと職員のおじさんが
「Oh,so cute!」と感嘆の声を発しました。
日本の検疫所でも、フロルは「まあ、きれい!」と言われたので、
ただの和猫の雑種だけれども、こうも真っ白で青目というのは
意外と珍しいのかもしれません。

で、フロルはやはり注射には少しあばれましたが
これで全て完了、晴れて無罪放免となり
後は2匹を連れ我が家へと向かうだけ。いえ~い♪


家に着いて解放したとたん
フロルは部屋を散策し始め
ひじきは暗い物置部屋(別名アマ部屋)の隅に隠れてしまいました。

しばらく、ひじきはそっとしておこう、とみんなで約束。
それでもちゃんとうんちとおしっこをした時はホットしました。

その後、数日
ちょっと人嫌い(正確にはゲージに入れた私を恨んでる?)になったかもなひじき。
あと、部屋が広くなって隠れるところが多くなったので
姿が見えないとみんなで探しまくるということを数回繰り返し
いつも遊んだり舐めあったりしていた2匹も離れていましたが
10日も過ぎた頃には以前のように
追いかけっこをして遊ぶようになりました。やれやれ。

でもひじき
夜中に結構にゃ~にゃ~鳴くんだよなあ。
しかも気のせいか
やっぱり少し避けられてるような・・・・。

いいんだ、私にゃフロルがいるさ。(なんちって)


f06-05-2.jpg

  え。あたし?


スポンサーサイト
香港への道その3*手続き大変
2007年08月31日 (金) | 編集 |
今回は専門的具体的な話なので
興味の無い方はパスしてください。



香港へ動物を輸送(輸入)する場合、いくつかの手続き、
書類をそろえなければなりません。

まず、香港のAFCD(政府漁農自然譲理署)に申請し
輸入許可書(Permit)を取得しなければなりません。
これは香港現地で行うか、もしくは料金ドル建ての輸送になり
とても日本にいる素人には無理なので
日通にお願いしました。


その次にしなければならないのが
マイクロチップの装着です。
2005年9月に、義務付けられました。
香港ではAVID社製を使用しています。

チップ装着後、狂犬病の予防接種を受けます。

その後
狂犬病と3種混合の予防接種証明
発行14日以内の健康証明書、
日本で半年以上飼われていたことの証明書
マイクロチップ証明書
香港政府指定の証明書(VC-9R)
(permit取得時に送られてくる、またはAFCDのHPよりダウンロード)
を用意し、必要な箇所を獣医師に依頼します。

都内など、慣れている獣医さんなら
お願いすればやってくれるかもしれませんが、
私の行きつけの獣医さんではそれも叶わず、
結局日通さんにサンプルを添付してもらい
フォーマットは自分で作成し
必要な所だけ獣医さんに(サイン、予防接種名など)お願いしました。

書くと簡単ですが
ここに至るまで、本当に大変でした・・・・。



動物輸送はJALのHPなどを見ると
人間の手荷物扱いで、飼い主と同じ飛行機で快適に・・・
とありますが
これは行く国によって違います。

そして、残念なことに
香港はそうではないのです(涙)

香港への動物輸送は完全に貨物扱いです。
なので、動物と人とは一緒の飛行機であってもいいし
別でもいい。
発送人がいて、引取り人がいればいいのです。
無論、それが同一人物であっても構いません。

こうなると
自力でペットを連れて行くことは不可能に等しく
専門業者(この場合日通)にお願いするしかありません。

費用も手荷物料金だけでは済まず、
航空運賃、輸出通関料、保税上屋保管料、運送状、貨物取扱料
書類作成料、燃料高騰料・保険料、その他、所得税
それに加えてpermit取得料(13000円くらい)かかります。

私の場合、猫2匹で日通に支払っただけで82,321円でした。

もし、検疫までお願いすると
プラス23000円、これはもう自分でやるっきゃない!


そのほかにもチップ代だの
予防接種代、輸送ゲージ代だの
ほんとうに、お金がかかることは覚悟しなければなりません。
でも、でも
お金には代えられませんから・・・・。



他には
日通に依頼するので
まず日通への申込書(Order Sheet)を提出します。
同時にコンテナーサイズ・チェックシートも併せて送ります。
この2点のフォーマットは日通より送られてきますので
(メールなら添付ファイルで)
それに記入して返信。

余談ですが
このコンテナーサイズ・チェックシートはエクセルで
猫の必要サイズを入力すると自動的に
必要なコンテナーの寸法が出てきます。
私は猫・小型犬用を購入した後
シートに記入したら、購入したゲージでは
必要寸法を満たしていませんでした。
でも買っちゃったし、猫用だしで
必要寸法が満たされるまで
猫の寸法を改ざんしました。
しかし
何の問題もありません。


出発の日にちが決まったら
成田の検疫所(貨物なので「貨物合庁」)に
検疫の予約をします。(1週間前までに)

次に日通に連絡してフライトを予約します。
JALの場合、香港JALから引取り人に連絡をいれ
本人と直接確認が取れた時点で正式に予約完了です。


あとは、当日までに必要書類を整えて
渡航の無事を祈るばかり。


ちなみに・・・

狂犬病の抗体検査というももがあります。
これはチップを挿入後2回、狂犬病予防接種を受け
抗体が規定値に達していることを証明するもので
これを受けていないと日本に帰れません。
しかもこの抗体検査をしてから180日(半年)経っていないと
それに満たない期間、検疫所で足止めされてしまうので
少なくとも帰国半年前には検査しなくてはならないのです。

検査結果は2年間有効なので
本当は発つ前に日本で受けとく方がいいのですが
私はのんびりしてしまったために
狂犬病の後に混合ワクチンを打ち、
狂犬病の2回目はできて出発直前のスケジュールでした。
そこで打ってもらって検査してもらうつもりでいたところ、
なんと香港の検疫で入国前に
もう1度、狂犬病の注射を打たれてしまうことが判明。

ほんの短期間で2回も打たれてはあまりにもかわいそう
というか
まずいだろう、と思い
一応3年と言われているので
日本での抗体検査は見送りました。

なので、
香港で早いうちに獣医さんを見つけて依頼しなければなりません。
何があるかわからないので
急遽、日本へ帰国となった時に
猫を連れて帰れない事態だけはさけなければいけませんから。


h05-19-1.jpg

そ~か、そんなに大変なのか・・・。

香港への道その2 *香港ペット事情
2007年06月28日 (木) | 編集 |
香港は国際都市。
ペット好きな欧米人も沢山いる(はず)
ならば、ペット環境も整っているに違いない・・・・。

そう信じていました。

しかし現実はどうなんでしょう。

香港で生活する人のための手引き「ハロ~香港」によれば
香港は熱帯性気候。
しかも公園など自由に散歩できるエリアも少なく
特に外に出して散歩が不可欠なワンちゃんには
とても適しているとは言い難い、とあります。
ペットを一緒に連れて行くことが
本当にペットのためになるか
よく考えた方がいい、とのアドバイスが。


う~ん、犬でなくて良かった。
と安堵した私は甘かった。


家を探しに現地の不動産にコンタクトをとった夫からは
香港ではペット禁止のマンションが思いの外多い、との情報が。

なんでもそれはSARS の流行による風潮被害によるものらしく、
ペット可物件に限定すると
地理的に子どもたちの学校から遠くなるとか
買い物に不便になるとか
またまた物件そのものが高いとか
いろいろな障害が浮き彫りになってくるのです。


     f2007-5-14-5.jpg

      猫とSARSは関係ないのにね~・・・・。


でもそこは香港。
不動産屋さんが言うには
「みんなこっそり飼ってるわよ」

前途は多難なのか
ノー・プロブレムなのか。


香港への道*その1
2007年06月26日 (火) | 編集 |
くりりん家はこの度海を渡ることになりましたが
その赴任さわぎで浮上した我が家の問題は
大きく二つ。

まあ会社命令で決まってしまったことなので
夫の赴任はじたばたしても仕方ない。(仕事だし)
問題は家族はどうする?
単身or帯同?

第一に子供たちの教育問題。
すでに中3、中1と、我が子たちは中途半端に大きい。
そして最大の問題は
(こっちが最大?と言うなかれ)
我が家の2匹の猫ちゃんたちをどうするか。


どうするといっても答えは2つに一つしかない。
1;置いていく。
 その場合、実家にお願いする。

2;無論連れて行く。(でもどうやって?)

実家ではやはりかわいい猫ちゃんたちではあるけれど
ちょっと預けただけでも
脱走しないか、などなど大変な神経の使いよう。
お願いするのは忍びないし
実家といえども置いていくのは耐え難い。

となると連れて行くしかないわけだが
それが本当に猫のためにいいのかが悩むところ。
猫は家につくというしね。
おおらかなフロルはさておき、そうじゃないひじきは特に心配。

でも幸い2匹とも2歳未満と若いし健康であるし
それもまた、我が家に飼われた運命と
連れて行く決断を下したのでありました。


ところが海外に動物を連れて行く決まり事など
今まで想像したこともなかった未知の世界。
検疫するぐらいしか知識のなかった私たちにとって
それはイバラの道の始まりでした。


     f2007-5-14-1.jpg

       ほ~、イバラの道ざんすか。



これから少しずつ
動物海外輸送にあたっての記録という意味合いと
どこかに同じような事でお悩みの方の目に触れた時に
参考になればと思い
その顛末を折々アップしていこうと思います。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。