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ガリガリに痩せていた白い仔猫がめぐりめぐって我が家にやって来ました。フロル(ラテン語で花の意味)と命名され、相棒アメショーのひじきも加わり、くりりん家での生活が始まりました。
猫さがし
2006年03月02日 (木) | 編集 |
 さて、猫を飼うにあたっての最大の関門は夫。小動物ならさほどの許可も必要ないけれど、さすがに猫や犬だとその意志を無視するわけにはいかない。おまけにはるかに小さい「鳥飼いたい」は却下されている。

 息子はペットなら基本的になんでもよく、「犬だ、犬だ」と騒いでいた娘も「マンションに吠える犬は無理!」で納得させることは可能。もともと娘は息子以上に飼えるなら何でもいい、な人なのだ。(それは後々顕著に表れてくる)

 ある日私は息子を手招きし、「ねえ、猫飼いたいよね~」とささやいた。息子は親がそんなこと言うなんて晴天の霹靂だったようで、すぐさま瞳をきらきらさせて「うん、飼いたい!飼いたいよね、猫」と言い、私の制止を振り切ってすぐに父親にもとにすっ飛んでいった。
「お父さん、猫飼ってもいい?」と直球攻撃。
・・・そして見事に撃沈・・・・・。

 「バカだね~。ものには順序、作戦てものがあるんだから」とその日から小細工開始。
 さり気なく猫の本を買ってテーブルの上に置いたり、ペットショップで仔猫の前で「かわいい~、飼いたいね~」とつぶやいたり、小さい頃シャムを飼ってたんだなどと昔話を持ち出したり・・・。
 しかし敵もさるもの、みごとに反応なし。こうなったら単刀直入に切り出すしかない。後は時期の問題。いつ、どうやって、どんなタイミングで?
 おまけに方々から複数飼いが良いとの情報を得て、私もその気にもなっていたがいきなり2匹なんて無謀すぎる。まずは猫を飼う、そのことを了承させなければ・・・。さてさてどうする。

 もんもんとすること三ヶ月あまり。娘の学期末試験が終わった頃を見計らって、ついに告白。
「猫飼いたいからね。いいでしょ」。

 夫の反応 「はあ?なにそれ」
ついでに、「どこにも出かけられなくなるぞ」「臭いぞ」「家がめちゃくちゃになるぞ」と一通りのネガティブ意見を述べた後「お父さんに決定権はない」とあっけなく了承。あ~意外。あ~むちゃむちゃ緊張した~。でも良かった~。

 そして晴れて猫さがしが始まる。

* * * * * * * *  *

 猫を探すには、1、ペットショップなどで買う。(手っ取り早いが高い)2、偶然捨て猫に出会い拾う(確率的に非常に低い)3、ボランティア団体などからもらう(難しそう)4、ネットで探す。などが考えられた。
 まずペットショップで買うということは選択肢にはなかった。だいたい十数万から二十万ほどのお金を出して買う気はない。(というより金がない)
 ネット友だちのサイトにリンクされていた里親募集を毎日覗いたり、シャム猫無料掲示板を覗いたり、もうひたすら「無料」にこだわったのは、不幸な猫を救いたいというよりもお金がないからというのが正直なところ。半ば強引に飼うことを許可してもらった負い目もあって、散財することは考えられない。

 ところが時期は折しも3月の始め。今ようやっと仔猫が生まれてくる時期とあって、どのサイトを覗いてもなかなか仔猫には巡り会えなかった。飼えば長くて20年ぐらいは我が家の一員となるからには、やはり少しはこだわりたい。
 以前シャムを飼っていた私はなんとなくシャムなどのMIX、色はグレー系を希望。息子はなんでもいいらしく、娘はとにかく仔猫。夫はなんでもいいがドラや茶トラ猫だけはやめてくれと言う。(これには理由があるらしい)

 なかなかこれという猫を見つけられない時、ネット友だちからショップでもシーズンだと2~3万でMIXが出ることもあるよとの情報をいただいた。でもそれは猫があふれ出す4~5月頃。
 実はすぐにでも猫が欲しかったのは私で、猫の飼育が落ち着いたらまたパートに出たいと思っていたのだ。そのためには5月頃なんて遅すぎる。・・・でも仔猫はいない・・・・。もんもんもん。

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